怪我や事故を防ぐために事前に安全対策を講じましょう。
未然に防ぎ、いざトラブルが発生した際に即座に動けるよう日頃から準備しておくことが大切です。
▼事故を未然に防ぐために
- 下見を行う
車や人の行き来が活発で交通量の多い道はないか、道幅が狭く車や自転車との接触の危険性はないか、体験を行う時間帯に実際に歩いて注意して確認しましょう。
川や海などでは突然深みにはまったり、川の流れで川底に引き込まれたりする場合があります。
危険箇所がないか事前にチェックしましょう。
複雑な流れが発生する可能性のある場所(岩や橋脚などの付近、川の合流付近、河口付近など)は特に注意してください。 - 参加日までの間にゲストに注意喚起を行う
安全面から体験に必要と思われる物は予めゲストに持ってきてもらうようお願いしましょう。
軍手・帽子・水筒・運動靴・長袖長ズボンの着用など。
また、屋外での体験の場合は特に熱中症への対策が必要です。
帽子・水筒の準備をゲストに促し、体験当日は水分・塩分補給、適度な休息を心がけながら体験を行いましょう。当日あまりにも気温・湿度が高い場合は、作業時間を短く調整したり、日影へ移動するなど適切に判断してください。 -
参加者の人数をしっかり数える
予約人数と当日現地にきた人数が正しいか確認するのはもちろんのこと、体験の途中や終了時にもはぐれた人がいないか、適時数えて確認しましょう。
特に小さなお子様からはしっかりと目を離さないように活動の様子もチェックしてください。 - 用具・装備を準備する
万が一に備えて、活動場所のすぐそばに、誰にでもわかるように、浮き輪、ボート、レス
キューロープ、ライフジャケット、ホイッスルなどを配備しましょう。水辺や水中での体験では特に重要です。
体験をはじめる前にゲスト全員へ用具の周知を行って下さい。 - 緊急時の対応に備える
もしも急にゲストが体調を崩したら、歩いている途中に怪我をしてしまったら、すぐに応急処置ができるよう消毒液や絆創膏の準備をし、体験開催地から近い病院の位置や連絡先を把握しておきましょう。
熱中症の予防のため、帽子をかぶり、こまめな水分補給を参加者に促してください。 - 天候状況の把握
開催日の前や開催当日の朝に気象状況を調べ、警報や注意報が発表されていないか十分に情報を収集しましょう。体験の実施・継続が可能か安全を最優先で判断してください。 - 悪天候による危険箇所の確認
開催日数日前からの悪天候により、下見では安全と考えられていた箇所の様子が変わっている場合もあります。川の増水や土砂崩れなど、常に水位には気を付け、雨が降っていなくても注意を怠らないようにしてください。
▼具体的な例
①川・湖で体験を行う場合
- 下見をする
突然深みにはまったり、川の流れで川底に引き込まれたりする場合があります。
危険箇所がないか事前にチェックしましょう。
複雑な流れが発生する可能性のある場所(岩や橋脚などの付近、川の合流付近、河口付近など)は特に注意してください。
ブイを浮かべる、コーンを岩場に置くなどして活動範囲や危険区域を参加者に伝えてください。 - 増水に注意する
天候不良などにより突如増水する可能性があります。
上流にダムのある川では放流を知らせるサイレンが鳴りますので、すぐに川から上がって岸に避難してください。 - 靴をはく
水際はとても滑りやすく、虫やヘビなどが多い場所です。
怪我をしないよう裸足で水に入るのは避け、運動靴や水中用の靴を履くようゲストに促してください。
体験紹介ページの持ち物に記載しゲストに持参を促しましょう。
②海で体験を行う場合
- 下見をする
海流、潮流などの影響により沖に流される危険性があります。水深、水温、水質、潮の流れなどについて事前にチェックし、体験が問題なく行えるか判断しましょう。
磯や岩場などは不安定で、ぬるぬるしてとても滑りやすく、フジツボなどの堅い生物が付着してい
る岩も多く存在します。危険はないか事前に確認しましょう。 - 安全な海水浴場で泳ぐ
海で泳ぐ場合は遊泳区域と遊泳禁止区域があります。旗やブイなどで目印がしてありますので、参加者に周知し、遊泳場のルールをしっかり守りましょう。
水中は陸上よりも急速に体温が奪われるため、参加者からは常に目を離さないよう監視体制を整えましょう。「バディシステム」という安全確保の手法も有効です。 - 装備を整える
波打ち際や水中では突然大きな波が押し寄せることもあり、予測不能な事態に陥る可能性もあります。
ボートに乗ったりシュノーケリングを行う場合はライフジャケットを着用し、その他にも浮き輪やレスキューロープなどの備品をそろえておきましょう。
③山・森で体験を行う場合
- 天候を確認する
山へ登る場合、気象情報を確認し、大雨や雷の予報が出ているときは、無理せず中止しましょう。
天候の急激な変化が起きやすいため、危険があるときは速やかに途中でも中止し安全を第一に優先してください。 天候は山の高度によっても大きく変わります。 - 必要な装備を備える
道に迷わないために、地図や方位磁石(コンパス)を持参し、アメやチョコレート、ビスケットなどの行動食も準備しましょう。
天候が悪い時には真夏でも防寒具が必要となるなど、平地よりも寒さに対する備えや覚悟が必要です。
万が一の事故に備えて、通信用機器(トランシーバー、無線など)、ラジオ、非常食があるとより安心です。 - 使う道具に合わせた装備をする
竹や薪に触るときに素手で触ると繊維が刺さり怪我をすることがありますので、必ず軍手を付けるようにしましょう。
また、鉈、のこぎり、彫刻刀などの刃物を使う場合も、軍手を付ける、すべらないように安定した場所で行う、小さい子供の近くで使わない、など怪我予防と安全確保に努めましょう。 - 下山確認をする
遭難を未然に防ぐため、体験スタート時や終了時に人数を必ず確認しましょう。お子様がいる場合は、ホストよりも前を歩かせず、最後尾にならないようにも注意してください。
▼万が一事故が発生したときは
- 情報の収集
事故発生の日時、場所、人数、氏名、性別、年齢、処置の内容、けがの程度などを正確に把握する。 - 情報の発信
運営に事故報告を行う場合、誤解を招かないよう、事実に基づいて正確な表現に努める。 - 事故の記録
収集した情報は、時間の経過に沿って記録する。
▼保険に関すること
TABICAではすべてのホスト・ゲストへTABICAケア制度が適用されますので安心してお楽しみください。
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